パーソナルトレーニングの料金設定の相場は?〜価格設定のやり方は?〜
今回は、パーソナルトレーニングの料金設定の相場について。
この間、高須クリニックの先生のYoutubeに
『●●ザップさんに通って、200万円以上かけて痩せたのに、リバウンドをしました。脂肪吸引をして頂けないでしょうか?』という質問が来ていたのが紹介されていた。
炭水化物を抜きに抜いて、半年で痩せただろう。
高須先生も炭水化物を抜いて、インスリンの出を抑え、運動をしてカロリー消費をしていくやり方は、痩せるという点では理にかなっていると。
ただ、僕も昔から思っていたんだけども。
数ヶ月、ゴリゴリに炭水化物抜いて痩せさせても意味あるのだろうか?
本当にやりたいことが明確じゃないと、リバウンドしてしまうよねと・・・・
炭水化物を抜いて激やせした人が、3ヶ月目から日常生活に戻り、今まで通りの生活(太った生活)を再度繰り返すと戻ってしまうのは当たり前で。
長期的に痩せていくを考慮したシステム構築の方が、良い気もする。
さて、話を戻すと。
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【パーソナルトレーニングジムの料金相場はいくらぐらいなのか?】
僕が独立する時に、【日本政策金融公庫】という1000万以内なら県内の判断で融資しやすいところに行った訳だ。
ここは、【経営指南】も相談されればすることになっているようだ。
そして、僕も最初はここで話をした。
だが、そもそも経営者でもない、ただのサラリーマンの融資課が経営指南()をしているだけで、全くダメだった。
話にならない。
医療業界のことも勉強していなければ、フィットネス業界の勉強も碌にできていない。
僕は呆れて、融資を受けるのも辞めた。
斜陽産業の「【保険調剤】をやりなさい」と行ってきたり、今後の保険調剤は在宅などの人手が求められる方に点数が移っていくだろうに、それを個人開局に推奨したり。
何も理解できていない。
国が【保険薬局の数を今後は減らすか】とし始めている時に、新規参入しろと⁉︎
(※流石は、先進国一、成人後に自己研鑽・勉強をしない国だと思った)
【国策の真逆】の道を【政府系の融資課が推奨】しているんだから、勉強不足も甚だしい上にコレも税金で取り繕っているのか?と呆れてしまう。
更に、勉強不足は医療業界だけではなく、フィットネス分野でも出してくる。
パーソルナルトレーナーの料金は都内だとかなり高額である。
それもその筈で、時間単価で稼ぐしかないからだ。
地域によっては、月額9万円近くで業界最安値になるエリアもある。
それは何故か?
例えば、テナントの家賃が月額で20万円とする。
そこにシャワールームなどもついていれば、、、、
・電気代
・水道代
・ガス代
が準変動費として乗ってくる訳だ。
すると、毎月の出費だけでも25万円ぐらいは行くだろう。
もし一人で運営するなら?
1日8時間労働の週5日営業=40時間/週となる。
月に換算すると、160時間営業か。
パーソナルトレーニングは、一人当たり月に4回としよう。
すると、月に指導できる人数のMAXは何人だろうか?
40人ということになる(隙間なく顧客が来たとしてだ)
40人× 9万円とする=360万円が月の最大収支となる。
半分の20人しか来なければ?=180万円/月だ。
僕は、3〜4万円/月で、日本政策金融公庫の融資課に提案した。
するとだ。返ってきた返答に驚愕した。
「コイツは完全にダメだ。勉強してなさ過ぎると。」
返答はこう。
「パーソナルトレーニングの指導で、月額3万〜4万円なんて払う人いないですよ。」
ここで一つ、言っておく。
「高過ぎて売れません。」と言う奴に仕事ができる奴は殆どいない。
高過ぎて売れないのであれば、売る方法を考えればいい。
安過ぎて、売れまくって繁盛しても儲からない上に従業員も食べていけない構図を作る方こそ、最悪だろう。
僕は、昔、3県で販売数1位をとった事がある。
他の人よりも、売り場に立つ時間が少なくてもだ。
売れない人は皆いう。「売れないです」と。
他企業の友人で、売上全国1位の友人がいるんだけども。
そいつも僕と同じことを言う
「商品の値段が高過ぎて売れません」と言う奴は、ダメだと。
売れない人が言うセリフ第一位だろう。
そもそも、それを高いかどうかを決めるのは顧客側であり、自分達ではない。
毎月の給与が16万の人と、60万の人では財布事情が違うのだから。
日本政策金融公庫の融資課は言う。
「月に1万円以下にしないとダメだ」と
ハッキリ言う。
もし、この記事を読んでいる人で同じことを言われたら担当者を変えた方がいい。
関わっていても碌なことにならない。
言っている本人も勉強不足なのか知らないが、どれだけ意味不明なことを言っているのか理解できていない。
パーソナルだぞ?
1:1で時間を売るビジネスで、薄利多売もできないのに月額1万円で、大繁盛の40人来たとしても月の最高売上が40万にしかならない。
僕は本気で驚いた。
「これで融資課や経営指南ってヤバくないか?」と。
でだ、月1万の会費で、マックス会員数が40名で最高売上が月に40万円。
月20万のテナントなら、色々と込みで25万円。
40万円ー25万円=15万円(残りの給与)
これで誰が生活していけるのよ?
この15万円から税金を払い、自宅の家賃を払い、生活費をカバーする。
家賃を10万としても、最高月給が25万しかない。
普通に考えて、サラリーマンしている方がよっぽど良いだろう。
リスクをとって独立している意味がない。
そもそもだが、【薄利多売】というビジネスモデルは大手が使うから意味のある行為であって、そこに個人が価格競争したってやっていける訳がない。
僕は返答した
『そんなのビジネスとして成り立たないでしょ。エニタイムフィットネスやゴールドジムのような従業員の時間単価も不要で、顧客が勝手に来て勝手に帰るシステム ➕ 幽霊部員を集めるビジネススキームをパーソナルジムで勧めます?』
ジム会員の80%は幽霊会員で、サブスクリプションモデルのお金を払い続けているだけの人ばかりなのだ。
これとマンツーマンで集客してビシネスするのが、同じ価格帯で薄利多売してうまく行く訳がない。
すると、【日本政策金融公庫】の【融資課】からなんと返ってきただろうか。
融資課 『私が経営指南しているパーソナルトレーニングジムはどこも1万程度です。それでも上手くいっていないんですよ?更に、トレーナーの資格も沢山持っているんですよ。』
出たよ。
『民間資格を沢山持ってます。』
日本人は資格信仰が強い国民性からか海外では、日本人をターゲットにした民間資格ビジネスがヨーロッパ圏などに存在することを知らないのだろうか?
そもそも、【(その資格)それが無ければその行為ができない】というもの以外は、
そこまで取る必要性がそこまでないということに。
年会費や更新料をずっと取られるわけで。
・まず月額1万円以下の会費でやらせていても、経営が上手くいかない
⬆︎
当たり前だろう。理由は僕が上述に述べているのだから。
・民間資格を沢山持っている人でも上手くいかない
⬆︎
ハッキリ言わせてもらうと、一般人からすれば業界で有名な民間資格であったとしても絶対に知らないからね?
『民間資格で●●を持ってるんですよ。私、凄いでしょ?』と言っても、業界外の一般人からすれば、パッとする訳がない。
『医師免許持ってるんですよ』👈コレは、一般人から見ても凄いの対象になるよね?
そもそも、顧客が求めているのは何なのだろうか?
・あなたが民間資格コレクターであること?
👆
違うよね?
顧客が求めているのは、あなたの、そこのサービス・物を使って得られる終着点のためにお金を払っている訳で。
どれだけ民間資格を取得していても、顧客側が欲しいもの提供できないのであれば、需要もないということだよね?と。
色々と長くなってしまったが、料金設定というのは相場もあるけれども、そこの固定費や準変動費などによっても変わってくる訳で求めることは難しいかもしれない。
しかし、個人に「大手と薄利多売の価格競争をしろ」と言い始める人間だけは「経営指南します」と言ってきても信用に値しないと僕は思う。
やはり、経営指南などに頼るのではなく、自分の頭で先ずは考えまくることが1番大切だと実感した。
適当なことを言った側は、別に責任を取ってはくれない訳で。
という訳で、今回はここまで。
それでは♪