〜生体情報伝達学〜 【情報伝達物質】・【薬理学】③ 〜血管平滑筋収縮の作用機序〜
前回の続き
今回は・・・・・
【血管平滑筋の収縮 作用機序】
Nad(ノルアドレナリン)がα1受容体に結合すると反応が始まる。
α1ということは、Gタンパク受容体は何だろうか?
Gqタンパク質だ。
Gqタンパク質が、PLC(ホスホリパーゼC)を刺激し、PIP2(ホスファチジルイノシトール2リン酸)を分解する。
さて、何と何に分解するだろうか?
・IP3(ホスファチジルイノシトール1,4,5トリスリン酸)
・DAG(ジアシルグリセロール)
の2つ。
DAGは、PKC(ホスホリパーゼC)を細胞膜上で活性化させる。
(※図ではズレてるけども)
活性化したPKC(ホスホリパーゼC)は、L型Ca2+chをリン酸化させてチャネルの開口を行う。
すると、Caイオンが流入してくる。
IP3も別でCaイオンの補充を行うので、Caイオン濃度が高くなる。
増えたCaイオンはカルモジュリンに結合する。
カルモジュリンは、【Ca2+/Camミオシン軽鎖キナーゼ】を活性化させる。
ミオシン軽鎖キナーゼは、ミシン軽鎖をリン酸化させる。
ミオシンはリン酸化を受けて、アクチンと結合する。
すると、収縮が生じる。
今回はここまで。
それでは♪