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AMI薬局代表 気まぐれ更新

〜生体情報伝達学〜 【情報伝達物質】・【薬理学】③ 〜血管平滑筋収縮の作用機序〜

前回の続き

amyloid-fpa.hatenablog.com

 

今回は・・・・・

 

 

NEW薬理学(改訂第7版)

NEW薬理学(改訂第7版)

  • 発売日: 2017/03/23
  • メディア: 単行本
 

 

 

【血管平滑筋の収縮 作用機序】

 

https://www.instagram.com/p/B8EMJ0FA5w9/

 

Nadノルアドレナリン)がα1受容体に結合すると反応が始まる。

 

α1ということは、Gタンパク受容体は何だろうか?

 

Gqタンパク質だ。

 

Gqタンパク質が、PLC(ホスホリパーゼC)を刺激し、PIP2(ホスファチジルイノシトール2リン酸)を分解する。

 

さて、何と何に分解するだろうか?

 

・IP3(ホスファチジルイノシトール1,4,5トリスリン酸)

・DAG(ジアシルグリセロール)

 

の2つ。

 

DAGは、PKC(ホスホリパーゼC)を細胞膜上で活性化させる。

(※図ではズレてるけども)

 

活性化したPKC(ホスホリパーゼC)は、L型Ca2+chをリン酸化させてチャネルの開口を行う。

 

すると、Caイオンが流入してくる。

 

 IP3も別でCaイオンの補充を行うので、Caイオン濃度が高くなる。

 

増えたCaイオンはカルモジュリンに結合する。

 

https://www.instagram.com/p/B8EOCUPg2AW/

 

 

カルモジュリンは、【Ca2+/Camミオシン軽鎖キナーゼ】を活性化させる。

 

ミオシン軽鎖キナーゼは、ミシン軽鎖をリン酸化させる。

 

ミオシンはリン酸化を受けて、アクチンと結合する。

https://www.instagram.com/p/B8EODa0gjmU/

 

 

すると、収縮が生じる。

 

今回はここまで。

 

それでは♪

 

NEW薬理学(改訂第7版)

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